念能力:漫画「HUNTER×HUNTER」に登場する特殊能力。
概要
体から溢れ出す生命エネルギー・「オーラ」を自在に使いこなす力のこと。
あらゆる生物がオーラを持っているが、それを使いこなせる念能力者はごくわずかに限られる。常識では考えられない力を発揮できるため、念能力者は一般人からは天才や超人として特別視されている。またある分野で突出した力を持つ人物が、本人も自覚しないまま念能力を使っているケースは多い。
修行次第では誰にでも習得が可能である(動物や虫ですら可能)。しかし悪用される危険があるため、念の存在は一般人には秘匿になっている。ただしプロハンターには相応の強さが求められているため、念の習得は「裏ハンター試験」になっている。
あらゆる生物がオーラを持っているが、それを使いこなせる念能力者はごくわずかに限られる。常識では考えられない力を発揮できるため、念能力者は一般人からは天才や超人として特別視されている。またある分野で突出した力を持つ人物が、本人も自覚しないまま念能力を使っているケースは多い。
修行次第では誰にでも習得が可能である(動物や虫ですら可能)。しかし悪用される危険があるため、念の存在は一般人には秘匿になっている。ただしプロハンターには相応の強さが求められているため、念の習得は「裏ハンター試験」になっている。
念能力を巡るあらすじ
念の覚醒
ハンター試験に合格したゴンは、自身の力不足と路銀の問題を解決するため、キルアと共に天空闘技場へと向かう。そこで出会った少年ズシが、自分達にとって格上のヒソカやイルミと同じものであることを知る。ズシの師匠にあたるウイングに弟子入りし、「念」に目覚めた二人は、基礎の「四大行」を習得。ゴンは「裏ハンター試験」に合格する。
その後グリードアイランドのプレイ中に出会ったウイングの師匠ビスケにより、念の「応用技」と「発」の稽古をつけてもらい、二人はゲームを通じて念願の必殺技を会得する。
キメラアント編では引き続き彼女のコーチによる「堅」の特訓で、オーラの総量を上げている。厳しさを増す蟻との戦いの中で、二人は自分の技にさらなる磨きをかけている。
オーラの溢れ出す穴・「精孔」を開いた状態することで、念能力に覚醒する。目の精孔も開くため、オーラが見えるようになる。
通常、人間の精孔は閉じていて、微弱なオーラしか出ていない上に垂れ流しになっている。当然オーラは見えず、念能力者の放つオーラも殺気や不気味な気配程度にしか意識できない。
精孔を開くには、座禅や瞑想でオーラの流れを体感しながら、「ゆっくり開く」場合と、オーラを他人の肉体にぶつけて「無理やり開く」場合の二つの方法がある。キメラアント達は暴力的に無理やり起こすことで、弱者を間引き、兵隊としての素質がある者を残す「選別」を行っていた。
通常、「無理やり開く」場合は上記のように非能力者に念能力による攻撃(またはそれに準する行為)を行うことで強制的に精孔を解放させるが、この方法はオーラを持たない者にオーラをぶつけるわけなので非常に危険であり、場合によっては死もありえる。ウイング曰く、「外道と呼ばれる方法」。
しかしキメラアントの場合、肉体が銃弾や刃物を弾くなどとても頑丈にできており、たとえ念能力を用いても生半可な攻撃では致命傷にはなりえない。ゆえにキメラアント達はほとんどの個体がこの方法で念能力の取得に至った。
通常、人間の精孔は閉じていて、微弱なオーラしか出ていない上に垂れ流しになっている。当然オーラは見えず、念能力者の放つオーラも殺気や不気味な気配程度にしか意識できない。
精孔を開くには、座禅や瞑想でオーラの流れを体感しながら、「ゆっくり開く」場合と、オーラを他人の肉体にぶつけて「無理やり開く」場合の二つの方法がある。キメラアント達は暴力的に無理やり起こすことで、弱者を間引き、兵隊としての素質がある者を残す「選別」を行っていた。
通常、「無理やり開く」場合は上記のように非能力者に念能力による攻撃(またはそれに準する行為)を行うことで強制的に精孔を解放させるが、この方法はオーラを持たない者にオーラをぶつけるわけなので非常に危険であり、場合によっては死もありえる。ウイング曰く、「外道と呼ばれる方法」。
しかしキメラアントの場合、肉体が銃弾や刃物を弾くなどとても頑丈にできており、たとえ念能力を用いても生半可な攻撃では致命傷にはなりえない。ゆえにキメラアント達はほとんどの個体がこの方法で念能力の取得に至った。
基本能力
四大行
読み | 説明 | 効果 | ||
---|---|---|---|---|
纏 | テン | オーラが拡散しないように、体の周囲にとどめる | 体を頑丈にする 若さを保つことが出来る | |
絶 | ゼツ | 精孔を閉じ、オーラが全く出ていない状態にする | 気配絶ち 疲労回復 | |
練 | レン | 精孔を広げて、通常以上のオーラを出す | 大量のオーラを駆使できる 攻防力が上がる | |
発 | ハツ | オーラを駆使して、「系統」の力を発揮する | 念能力の集大成にして個別の能力 いわゆる特殊能力・必殺技を指す |
備考
・念の説明を避けるための方便として「燃」の四大行が存在する。これは意志を強くする過程として説明され、「点」で目標を定め、「舌」で目標を言葉にし、「錬」でその意志を高め、「発」で実際の行動に移すというもので、錬(意志)で勝れば実行に移さずとも人を圧倒できるとして説明されている。ただし、これは本物の念を使用する為に必要な心構えも表しており、念の修行を禁止されたゴンが「燃の修行」として自己を見つめなおすことで、念の精度が格段に上昇したことがある。
・ハンター同士のスラングで「強さを見せる」ことを「練を見せる」と呼ぶ。その場合見せる能力は「発」も含まれる。
・ハンター同士のスラングで「強さを見せる」ことを「練を見せる」と呼ぶ。その場合見せる能力は「発」も含まれる。
応用技
四大行の上位技、または複数の基本能力を組み合わせた複合技である。
応用技は四大行と比べ疲労が激しいため、使いこなすには相応の訓練が求められる。
応用技は四大行と比べ疲労が激しいため、使いこなすには相応の訓練が求められる。
読み方 | 基になる技 | 説明 | 効果 | ||
---|---|---|---|---|---|
周 | シュウ | 纏 練 | 物質にオーラを纏わせる | 武器が硬化して強度が増す。刃物なら切れ味が増す。速度や回転等を強化する。 | |
隠 | イン | 絶 | オーラを見えにくくする | 気配が消せる。「発」が見えなくなるため、仕込みや不意打ちが可能。具現化した物体も見えにくくなる。 | |
凝 | ギョウ | 練 | オーラを体の一部に集中させる | 攻防力・身体能力が部分的に強化される。目にオーラを集めることで「隠」を見破ることができる。 | |
堅 | ケン | 纏 練 | 「練」の状態を維持する | 戦闘態勢をとり、隙のない防御を固める。 | |
円 | エン | 纏 練 | オーラの覆っている範囲を広げる | オーラに触れたモノの位置や形状を肌で感じ取ることができる。 | |
硬 | コウ | 纏 絶 練 発 凝 | 練で生み出したオーラ全てを一点に集める | 特定部位の攻防力が飛躍的に上がる。反面それ以外の箇所は「絶」の状態であるため極端に脆くなる。 | |
流 | リュウ | 凝 | オーラの量を振り分ける | 状況に応じて強化する度合と、その箇所を決めて戦うことができる。 |
備考
・「凝」とは通常「隠」を見破る方の意味で使われている。
・厳密な「円」とは、自分を中心にオーラを半径2m以上、1分以上維持する技術を指す。ただし普段身に纏っているオーラにも、触れた物を感知する力は備わっている。また具現化した物体や体から離れたオーラが「円」の役割を果たすこともある。
・「硬」でオーラを集中できる箇所は自分の肉体だけでなく、武器などの物質にも可能である。
・厳密な「円」とは、自分を中心にオーラを半径2m以上、1分以上維持する技術を指す。ただし普段身に纏っているオーラにも、触れた物を感知する力は備わっている。また具現化した物体や体から離れたオーラが「円」の役割を果たすこともある。
・「硬」でオーラを集中できる箇所は自分の肉体だけでなく、武器などの物質にも可能である。
個別能力
系統
オーラには6つの属性があり、誰もが生まれついて、そのどれかに属している。
生まれ持つ系統が最も習得が早く、力が発揮できる。逆に相性の悪い系統ほど、扱いにくく覚えにくい。そのため、強化系に向いているからと言って絶対に特質系が使えないわけではない。
各系統は円を描くようにして並んでおり、隣り合うものほど相性がいい。系統の並ぶ順番は以下のとおりである。
系統 | 性質 | 主な能力 | |
---|---|---|---|
強化系 | もののもつ働きや力を強くする | 肉体強化 単純に威力の増す技 感情の発露 | |
放出系 | オーラを飛ばす | 念弾 放ったオーラの固まりを駆使 瞬間移動 | |
操作系 | 物質や生物を操る | 他人の操作 命令の強制 特定の物質を武器にする | |
特質系 | 他に類の無い特殊なオーラ | 他人の能力を利用 他の系統では実現不可な能力 | |
具現化系 | オーラを物質化する | 特殊な武器の創造 念獣 念空間 | |
変化系 | オーラの性質を変える | 炎や電気 様々な性質や質感をオーラで再現 形状変化 |
系統の備考
・戦闘において最もバランスの良い系統は強化系である。
・後天的に特質系に変化する場合がある。可能性が高いのは両隣の具現化系と操作系である。
・特質系の能力は特質系能力者にしか使えず、他の五系統の能力者では一切使用できない。
・後天的に特質系に変化する場合がある。可能性が高いのは両隣の具現化系と操作系である。
・特質系の能力は特質系能力者にしか使えず、他の五系統の能力者では一切使用できない。
水見式
自分の属する系統を知るための方法。詳しくは水見式の記事にて。
制約と誓約
ケルト神話のゲッシュよろしく、自ら念能力に制約(ルール)を定めて、それを遵守すると心に誓うと、爆発的な力を発揮するようになる。制約が厳しいものであればあるほど、念能力は強大化するが術者の背負うリスクも大きくなる。
地道な修行で得られる「安定した力」とは真逆の「諸刃の剣」であるため、強力ではあるが非常に危険である。そのため制約を使うには、相応の覚悟が求められる。
制約と誓約でパワーアップしたキャラクターは以下の通り。
地道な修行で得られる「安定した力」とは真逆の「諸刃の剣」であるため、強力ではあるが非常に危険である。そのため制約を使うには、相応の覚悟が求められる。
制約と誓約でパワーアップしたキャラクターは以下の通り。
名前 | クラピカ | フランクリン | ゴン |
---|---|---|---|
リスク | 幻影旅団の人間以外に能力を使用すると死ぬ | 念弾を発射する指を全て切り落とす | ピトーを殺すためだけに、自分の命と才能の全てを懸ける |
結果 | 限りなく絶対に千切れない強度の鎖になった | 念弾の威力が飛躍的に向上した | ??? |
死者の念と除念
念能力は使い手が死んでも能力が解除されるとは限らない。術者が強い執着や恨みを持ったまま死ぬと、その念は恐ろしく強くなり、自ずと憎悪や執念の対象へと向かうようになる。既に念を込めたものがあれば、その能力が強大化する可能性が極めて高い。
念能力を解除するには解除条件を満たす以外に「除念」する方法がある。これが可能な念能力者は「除念師」と呼ばれ非常に数が少ない。特に死者が遺した念を除念するのは極めて難しく、これが可能な程優秀な除念師は世界中で10人足らずである。
なお、念能力の存在を知らない一般人はこうした現象を霊の仕業と誤解しおり、霊能力者によって除霊できると考えている。
念能力を解除するには解除条件を満たす以外に「除念」する方法がある。これが可能な念能力者は「除念師」と呼ばれ非常に数が少ない。特に死者が遺した念を除念するのは極めて難しく、これが可能な程優秀な除念師は世界中で10人足らずである。
なお、念能力の存在を知らない一般人はこうした現象を霊の仕業と誤解しおり、霊能力者によって除霊できると考えている。
オーラ別性格分析
いわゆる血液型性格診断や星座占いの念バージョンである。作中ではヒソカが自前の分析を披露した(下記参照)。勿論科学的根拠は皆無である。
他の能力者も独断やシンパシー等で、他人の系統にアタリをつけることがある。
他の能力者も独断やシンパシー等で、他人の系統にアタリをつけることがある。
系統 | 性格 |
---|---|
強化系 | 単純で一途 |
放出系 | 短気で大雑把 |
操作系 | 理屈屋・マイペース |
特質系 | 個人主義者・カリスマ性あり |
具現化系 | 神経質 |
変化系 | 気まぐれでうそつき |
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